今日は「もっちもちMochies」のデザインを、朝からもう一度見直していました。
昨日まで作っていたのは、だいふくーと旅先で出会った仲間たちを組み合わせた「定番フォーム」。
物語の表紙とは別に、キャラクターそのものを覚えてもらうためのデザインです。
最初はとてもいい感じでした。
白を基調にしたシンプルな背景。
真ん中には、だいふくーと仲間。
そして、
「なんでもない日が、いちばんいい。」
この言葉を共通にして、どのキャラクターも同じ形で並べていく。
Tシャツやバッグなどのグッズにも使えるし、SNSで並べても「Mochiesだ」と分かる。
ところが昨日、後半に進むにつれて、少しずつ違う方向へ行っていました。
出雲、太宰府、伊勢、京都。
それぞれの土地の景色を入れれば入れるほど、絵としては豪華になります。
神社が入り、街並みが入り、旅の雰囲気も出てくる。
確かに一枚の絵としては楽しい。
でも今朝、並べて見ていて気づきました。
「これ、また表紙絵になってるな」
と。
表紙絵には、物語が必要。
第12話の出雲。
第13話の梅ヶ枝餅。
第14話のへんば餅。
第15話のあぶり餅。
表紙には、その土地の空気があります。
だいふくーが日本を旅して、その場所で誰かと出会う。
だから背景も大切です。
でも「定番フォーム」の目的は違う。
必要なのは、景色ではなく、
キャラクターの顔を覚えてもらうこと。
そこで今日は、もう一度シンプルな形に戻しました。
クリーム色の背景。
だいふくーと仲間。
そして同じ文字、同じ配置。
余計なものはできるだけ入れない。
すると不思議なことに、キャラクターが前に出てきました。
もう一つ、大事なことにも気づきました。
出雲ぜんざいを作っていた時のこと。
最初、お椀に顔をつけていました。
かわいい。
でも見ているうちに、
「何か違うな」
と思った。
Mochiesの仲間は、あくまでお餅です。
お椀までキャラクターにしてしまうと、この世界のルールが少し変わってしまう。
そこで、お椀の顔をなくして、中に入っている二つの焼き餅に顔をつけました。
すると、すっと馴染みました。
梅ヶ枝餅も同じ。
きれいな梅ヶ枝餅を描くだけでは、「商品」のように見える。
そこに顔が入って初めて、
Mochiesの仲間になる。
こういう小さな違いが、キャラクターの世界を作っていくのかもしれません。
15話まで来て、ようやく見えてきたもの。
最初は、だいふくーという一つのお餅から始まりました。
それが旅に出て、
ずんだ餅に出会い、
みたらし団子に出会い、
柏餅に出会い、
磯辺餅に出会い……。
気がつけば、日本各地に仲間が増えてきました。
そして15話まで来た今、考えているのは物語だけではありません。
「この子たちを、どうしたら覚えてもらえるだろう」
ということ。
表紙では旅を伝える。
定番フォームではキャラクターを伝える。
動画では動きを伝える。
SNSでは少しずつ日常を伝える。
一つのキャラクターでも、見せ方にはそれぞれ役割がある。
今日の作り直しは、遠回りに見えるかもしれません。
でも僕には、むしろ一歩前に進んだように感じています。
まだまだ小さな「もっちもちMochies」。
でも、少しずつこの世界の形が見えてきました。
いつか誰かが一枚の絵を見て、
「あ、だいふくーだ」
と言ってくれる日が来たら。
今日の作り直しも、きっと大切な一日だったと思えるのでしょう。
なんでもない日が、いちばんいい。
明日もまた、だいふくーたちと少しずつ進みます。🍡