― キャラクターを作った。その次に見たい景色 ―
ここ数日、
『もっちもちMochies』
について、ずっと考えています。
キャラクターを作ること。
物語を書くこと。
LINEスタンプにすること。
そして昨日は、
どうやってMochiesを知ってもらうか。
どうやって多くの人へ届けていくか。
プロモーションについて考えました。
TikTok。
Instagram。
X。
動画。
海外への発信。
考え始めると、やることはいくらでもあります。
でも、そんなことを考えているうちに、
ふと自分に問いかけました。
「その先に、何を作りたいんだろう?」
たくさん売れれば、それでいいのか。
フォロワーが増えれば成功なのか。
動画がバズればゴールなのか。
もちろん、事業としてやっている以上、
売上は大切です。
多くの人に知ってもらうことも必要です。
でも、それだけではない。
僕がMochiesで本当に作りたいものが、
少しずつ見えてきました。
最初は、ひとつの「だいふく」だった。
始まりは小さなものでした。
白くて、
丸くて、
どこか力の抜けた、
だいふくー。
そこから仲間が増えていきました。
きなこん。
さくらん。
ずんだー。
いそベー。
ごへー。
くさもー。
そして、まだまだたくさんのおもちたち。
最初は、
「次はどんなおもちをキャラクターにしよう」
という発想でした。
でも、キャラクターが増えてくると、
不思議なことが起きました。
一人ひとりに、
「性格」が欲しくなってきた。
そして、
「この子とこの子が出会ったら、何を話すんだろう」
と考えるようになった。
そこから物語が始まりました。
キャラクターの先には「世界」がある。
最近、強く思います。
キャラクターは、
一枚の絵だけでは生きていない。
どこに住んでいるのか。
誰と仲がいいのか。
何が好きなのか。
何が苦手なのか。
何に笑うのか。
何に悩むのか。
そして、
どんな旅をするのか。
そういうものが積み重なって、
初めてそのキャラクターの向こう側に、
「世界」
が見えてくる。
僕がこれから作りたいのは、
たくさんのMochiesではなく、
「Mochiesの世界」なのかもしれない。
そんなことを考えるようになりました。
だから、だいふくーを旅に出した。
今、物語の中で、
だいふくーは旅をしています。
日本各地へ行き、
その土地のおもちたちに出会う。
最近の物語では出雲へ。
そして偶然にも、
物語を書いた直後に僕自身も出雲を訪れました。
そこで感じたことがあります。
日本には、
まだ僕自身が知らないものが、ものすごくたくさんある。
食べ物だけではありません。
景色。
歴史。
文化。
言葉。
暮らし。
そして、
その土地で大切にされてきたもの。
だったら、
だいふくーと一緒に、
それを探していったら面白い。
目指したいのは、47都道府県。
これは以前から考えていましたが、
今回の旅を経て、もっとやってみたくなりました。
47都道府県Mochies。
ただ47種類のキャラクターを作るのではありません。
だいふくーが旅をする。
その土地へ行く。
ご当地のおもちに出会う。
その土地のことを知る。
そして次の町へ向かう。
一話ずつ物語にする。
そうやって、
いつか47都道府県をつなげたい。
「あなたの県のMochiesはどの子?」
そんな会話が生まれたら面白い。
自分の故郷のMochiesを、
ちょっと応援したくなる。
旅行へ行ったら、
その土地のMochiesを探したくなる。
そこまでいったら、
キャラクターと現実の世界が少しずつつながってきます。
そして、「食べてみたい」へ。
Mochiesには、
ほかのキャラクターとは少し違う面白さがあります。
モデルになったものを、本当に食べられる。
これ、実は大きな可能性だと思っています。
Mochiesで初めて「ずんだ餅」を知った子が、
本物を食べてみたいと思う。
旅行先で、
「このおもち、Mochiesにいた!」
となる。
逆に、
旅先で食べたおもちが、
後からキャラクターとして登場する。
キャラクターから食文化へ。
食文化から旅へ。
旅から地域へ。
そんな循環ができたら、
Mochiesはもっと面白くなる。
いつか地域のお店や老舗の和菓子店と一緒に、
「ご当地Mochies」
を作ることだってできるかもしれません。
これは、かなり先の夢です。
でも、
夢として持っておくのは自由です(笑)。
日本から、海外へ。
さらにその先には、
海外があります。
日本では当たり前の「もち」も、
海外では日本文化の一つ。
MOCHI
という言葉自体、海外でも少しずつ知られる存在になっています。
だったら、
かわいいキャラクターを入口に、
日本のおもち文化を知ってもらう。
だいふくーが日本を旅しながら、
海外の人に日本を紹介する。
富士山や東京、京都だけではない。
島根。
鳥取。
奈良。
新潟。
東北。
四国。
九州。
日本には、
まだ海外で知られていない魅力的な場所がたくさんあります。
Mochiesを見て、日本へ行ってみたくなる。
もしそんなことが起きたら、
ものすごく面白いと思います。
LINEスタンプの、その先。
今はLINEスタンプを作っています。
それも大切な第一歩です。
でも、
LINEスタンプだけで終わらせたくない。
絵本。
グッズ。
アクリルスタンド。
ぬいぐるみ。
ショート動画。
アニメーション。
そして、いつかは、
Mochiesの世界を実際に体験できる何か。
イベントかもしれない。
ポップアップショップかもしれない。
全国を巡る企画かもしれない。
まだ分かりません。
今から形を決めてしまう必要もないと思っています。
ただ、一つだけ思うことがあります。
いつか、
子どもがMochiesを見つけて、
「だいふくー!」
と名前を呼んでくれたら。
これは嬉しいだろうなあ。
「売れる」と「愛される」は少し違う。
事業をしていると、
どうしても数字を見ます。
売上。
閲覧数。
フォロワー。
再生回数。
保存数。
全部大切です。
僕もこれから、そこはきちんと見ていきます。
でもキャラクターについては、
もう一つ大切にしたい数字があります。
それは数字では測れない、
「好き」
です。
一回買ってもらうことより、
何年経っても覚えていてもらうこと。
流行ったキャラクターになることより、
誰かにとっての大切なキャラクターになること。
Mochiesを育てるなら、
そこを目指してみたい。
58歳から始めた、ずいぶん大きな夢。
改めて考えると、
面白いことを始めたものです。
少し前まで、
自分がキャラクターの未来について真剣に考えているなんて、
想像もしていませんでした。
しかも58歳(笑)。
でも、
だからいいのかもしれません。
何歳からでも、
知らない世界へ行ける。
新しいものを作れる。
夢を持てる。
そして、
失敗したらまた考えればいい。
今はまだ、
小さな「おもち」のキャラクターです。
世の中のほとんどの人は、
Mochiesを知りません。
だからこそ、
ここから始められる。
もっちもちMochies、その先へ。
今日描いた一枚が、
明日の物語になる。
一つの物語が、
一人の「好き」につながる。
その一人が、
また誰かに教えてくれる。
そんな小さな積み重ねの先に、
何が待っているのか。
今は分かりません。
でも、
少し見てみたくなっています。
だいふくーたちが、どこまで行けるのか。
47都道府県を旅して。
日本中のおもちと出会って。
海を越えて。
そしていつか、
画面の中だけではなく、
本当に誰かが会いに来てくれるキャラクターへ。
夢は大きく。
でも、やることは今日の一歩から。
一人を作る。
一話を書く。
一人に届ける。
その繰り返しです。
もっちもちMochies。
まだ始まったばかり。
だからこそ、
その先が、楽しみです。
もっちもちMochies
Produced by MINIBAKKA