最近、少し先のことを考える時間が増えました。
来月のことでもない。
次の商品でもない。
もっと先。
MINIBAKKAは、これからどこへ行くんだろう。
そんなことを考えています。
会社を始めた頃は、とにかく目の前のことに夢中でした。
デザインを作る。
SNSに投稿する。
ホームページを作る。
商品を並べる。
ひとつ終わったら、また次。
振り返る余裕なんて、ほとんどありませんでした。
でも最近、少しだけ景色が変わってきました。
「次に何を作るか」ではなく、
「このブランドで、どんな景色を見たいのか」
を考えるようになったんです。
MINIは、世界中を走っている。
考えてみれば不思議です。
イギリスで生まれた小さなクルマが、日本でこれだけ愛されている。
クラシックMINIを大切に乗り続ける人がいる。
最新のBMW MINIで毎週末走りに行く人もいる。
そして同じことが、世界中で起きています。
ロンドン。
パリ。
ニューヨーク。
ベルリン。
シドニー。
台湾。
香港。
そして日本。
言葉も文化も違うのに、
MINIを見ると、ちょっと嬉しくなる人たちがいる。
だったらMINIBAKKAも、
日本の中だけで終わる必要はない。
そう思うようになりました。
日本から世界へ。
これからMINIBAKKAで、もっと日本を描いてみたい。
富士山だけじゃない。
桜。
鳥居。
城。
温泉。
東京の夜。
京都の路地。
そして浮世絵。
そこへMINIを走らせる。
ただ「和風」にするのではなく、
日本人が作る、日本発のMINIカルチャー。
それを世界へ持っていきたい。
海外のMINI乗りが見た瞬間、
“What is MINIBAKKA?”
と思ってくれたら面白い。
そこから日本を知ってもらってもいい。
日本へ来てもらってもいい。
いつかMINIBAKKAをきっかけに、
「日本をMINIで走ってみたい」
なんて人が現れたら最高です。
でも、未来はもっと自由でいい。
最近作り始めた遊園地のデザインも、その一つです。
観覧車のゴンドラがMINIだったら?
メリーゴーランドがMINIだったら?
ウォータースライダーをMINIが滑ったら?
そんなもの、現実にはありません。
だから面白い。
富士山の前を走っていたMINIが、
次の日には遊園地の空を回っている。
その次は海かもしれない。
宇宙かもしれない(笑)。
MINIがあれば、どこへでも行ける。
MINIBAKKAのデザインくらい、それでいいと思っています。
いつか、生駒で。
そして僕には、もう一つ見てみたい景色があります。
MINIがたくさん集まっている。
ローバーMINIもいる。
BMW MINIもいる。
年式もグレードも関係ない。
オーナー同士がクルマを見ながら話している。
そこにMINIBAKKAの商品が並んでいる。
遠くから来た人もいる。
もしかしたら海外から来た人もいる。
場所は――
生駒。
そんな日が本当に来たら面白い。
最初は一人のMINI好きが始めた小さな会社。
それがいつか、人と人が出会う場所を作る。
商品を売ることの、さらにその先です。
まだ、何も完成していない。
これから何が起きるのか、僕にも分かりません。
計画通りにいかないことも、きっと山ほどある。
でも、それでいい。
57歳から始めた会社です。
だったら、
今までやったことがないことを、全部やってみたい。
海外へ売る。
新しいシリーズを作る。
物語を作る。
イベントをする。
MINI乗りが集まる場所を作る。
そしていつか、
「あのとき始めてよかったな」
と思えるところまで走ってみる。
目的地は、まだ決めなくていい。
MINIだって、
目的地を決めずに走る日が一番楽しかったりするから。
これからのMINIBAKKA。
まだ白紙の部分がたくさんあります。
だからこそ、
めちゃくちゃ楽しみです。
さあ、次はどこへ行こう。
MINIで、まだ見たことのない景色へ。
FROM IKOMA, JAPAN. TO MINI LOVERS AROUND THE WORLD.
— MINIBAKKA