MINI好きの会社 合同会社MINIBAKKA

「新しいスタートは、ゼロからじゃない。」

10月1日。

新しい月が始まりました。

「よし、今日から頑張ろう。」

月が変わると、なんとなくそんな気持ちになります。

新しい手帳。

新しい目標。

新しい挑戦。

区切りというのは、不思議なもので、昨日までと同じ自分なのに少しだけ気持ちを変えてくれます。

でも今日、「もっちもちMochies」の夜の投稿を書きながら、ふと思いました。

新しいスタートって、本当にゼロからなんだろうか。

たぶん、違います。

だいふくーは、昨日の続きから歩き出す。

もし今日がMochiesの物語の新しい章だったとしても、だいふくーが突然最初の場所へ戻るわけではありません。

これまで歩いてきた道があります。

ずんだーと出会ったこと。

みたらんたちと過ごした時間。

かしわん、いそベー、くずもー、さくらん、あんころん。

出雲へ行った。

太宰府へ行った。

伊勢へ行った。

京都へ行った。

笑ったこともあれば、別れもあった。

その全部を持ったまま、次の町へ向かいます。

だから今日のだいふくーは、第1話のだいふくーとは少し違う。

見た目は同じです。

白くて、丸くて、もちもち(笑)。

でも中には、15話分の思い出があります。

新しい旅は、これまでの旅の続きから始まる。

人間も、たぶん同じ。

僕たちは何かを始める時、

「一からやり直す」

という言葉を使うことがあります。

転職した時。

新しい仕事を始めた時。

何かに失敗して、もう一度挑戦する時。

でも、本当は「一から」ではないと思います。

それまで経験したことは消えません。

うまくいったこと。

失敗したこと。

人と出会ったこと。

悔しかったこと。

遠回りしたこと。

全部持ったまま、新しい場所へ行く。

だから、

ゼロからではなく、積み重ねた自分から始める。

そう考えた方がいいのかもしれません。

58歳で会社を始めても、58年分がある。

僕自身もそうです。

MINIBAKKAを始めた時、会社としては新しいスタートでした。

でも、自分自身までゼロ歳に戻ったわけではありません(笑)。

それまで仕事で経験してきたこと。

人と話してきたこと。

商品や販促を考えてきたこと。

好きだったMINIのこと。

うまくいかなかった経験も含めて、全部持ってスタートしています。

Mochiesだって同じです。

絵本作家として何十年も活動してきたわけではありません。

キャラクタービジネスの専門家だったわけでもありません。

でも、これまで生きてきた中で見たもの、感じたこと、家族との時間、人との出会い。

そういうものが、知らないうちに物語の中に入っている。

だから、

58歳から始めるというのは、58年分を持って始めること。

最近、この考え方が結構好きです。

9月に失敗したことも、10月へ持っていく。

昨日のブログで、9月を振り返りました。

Mochiesの定番フォームを作った。

TikTokを始めた。

そして、たくさん修正もしました。

定番フォームなのに表紙絵のようになった。

出雲ぜんざいのお椀に顔をつけた。

梅ヶ枝餅に顔がなかった。

何度も、

「違うな。」

となりました。

でも10月になったからといって、それを全部忘れる必要はありません。

むしろ、

その失敗こそ持っていく。

なぜ違ったのかが分かった。

Mochiesらしさが少し分かった。

キャラクターのルールが少し決まった。

だったら、それはもう失敗ではなく、10月に持っていける材料です。

だから、月初に大きな目標はいらない。

10月1日。

以前なら、

「今月はこれをやる」

「ここまで達成する」

と、大きな目標を並べたくなったかもしれません。

もちろん目標は必要です。

MINIBAKKAは事業ですから、数字も追わなければいけない。

Mochiesだって、本にしたいという夢があります。

でも今日一日に限って言えば、

ものすごく大きなことを始めなくてもいいと思っています。

一つ投稿する。

一つ描く。

一つ直す。

一本動画を作る。

一人に届ける。

それで十分。

月が変わったからといって、自分まで全部変える必要はありません。

10月のだいふくーに会ってみたい。

9月30日のだいふくーと、10月1日のだいふくー。

見た目は何も変わりません。

でも、これから一か月旅をしたらどうなるんでしょう。

新しい町へ行くかもしれない。

新しいお餅に出会うかもしれない。

今まで考えていなかった物語が生まれるかもしれない。

Mochiesを初めて知ってくれる人がいるかもしれない。

TikTokで偶然見つけてくれる人がいるかもしれない。

一か月後の10月31日に、

「こんなことが起きたんだ。」

と思える何かが一つでもあったら面白い。

そのために必要なのは、今日全部を決めることではありません。

今日、止まらないこと。

それだけです。

昨日までの自分を、置いていかなくていい。

新しいことを始めようとすると、

「変わらなきゃ」

と思います。

でも、全部変わらなくていい。

これまで歩いてきた道も。

うまくいかなかったことも。

好きだったものも。

大切にしてきたことも。

全部持っていけばいい。

だいふくーだって、旅をするたびに別のキャラクターになるわけではありません。

白くて。

丸くて。

もちもち。

そのままです。

ただ、中に入っている思い出だけが少しずつ増えていく。

僕も、それでいいと思っています。

10月1日。今日も昨日の続きから。

新しい月。

でも、ゼロからではありません。

9月に作ったもの。

9月に失敗したこと。

9月に出会った人。

9月に考えたこと。

全部持って、10月へ。

そして明日になれば、今日の経験がまた一つ加わります。

そうやって一日ずつ積み重ねていけばいい。

新しいスタートは、ゼロからじゃない。

ここまで歩いてきた自分から、また始める。

だいふくー。

10月も行こう。

急がなくていい。

でも、面白い景色は見に行こう。

なんでもない日が、いちばんいい。🍡

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