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似ている。でも、同じじゃない

今日は「もっちもちMochies」の第14話。

舞台は伊勢。

そして今回登場するのが、伊勢名物のへんば餅です。

実は今回、絵を作りながら一度大きな修正をしました。

出来上がった「へんばー」を見て、

「あれ? これ、梅ヶ枝餅に似すぎてないか?」

そう思ったんです。

前回登場した梅ヶ枝餅も、今回のへんば餅も、表面に焼き色のあるお餅。

パッと見れば似ています。

でも調べてみると、やっぱり違う。

へんば餅は、丸く平たい形。

白い餅肌を残しながら、表面には独特の焼き目がついている。

梅ヶ枝餅のような花の焼印ではありません。

「まあ、似ているからいいか」

キャラクターなら、それでもいいのかもしれない。

でも僕は、そこをちゃんと描き分けたいと思いました。

なぜなら、このシリーズでやりたいのは、かわいいキャラクターを作ることだけではないから。

だいふくーが日本各地を旅して、その土地のお餅と出会う。

そして読んでくれた人が、

「へんば餅ってどんな味なんだろう?」

「伊勢に行ったら食べてみたいな」

そんなふうに思ってくれたら面白い。

だから、その土地のお餅らしさは大切にしたい。

結局、表紙も挿絵も作り直しました(笑)。

そして完成した第14話。

伊勢でへんばーと出会った、だいふくー。

一緒に過ごした時間のあとには、別れがやってきます。

へんばーは伊勢に残る。

旅を続けるのは、だいふくー。

カバンを持って、また次の町へ。

最後の場面には、

「また、どこかで。」

という言葉を入れました。

旅って、目的地へ行くことだけじゃないんですよね。

誰かと出会って、
一緒に時間を過ごして、
そしてまた別々の道を歩き始める。

それも全部、旅の一部。

だから第14話のタイトルは、

「帰る道も、旅のつづき」

にしました。

もっちもちMochiesを作り始めた頃は、ここまで日本各地を旅する物語になるとは思っていませんでした。

でも14話まで来て、少しずつ見えてきた気がします。

これは「お餅のキャラクター」の話ではなく、

だいふくーが出会いを重ねながら成長していく物語。

さて。

伊勢をあとにした、だいふくー。

次はどんなお餅に出会うのでしょうか。

旅は、まだまだ続きます。🍡