MINI好きの会社 合同会社MINIBAKKA

「会わなくなった人が、人生から消えたわけじゃない。」

「また会えるかな?」

旅立つだいふくーが、小さくつぶやきました。

「きっとね。」

仲間は笑って答えます。

今日の夜もっちは、こんな場面でした。

旅を続けていると、出会いが増えます。

そして、出会いが増えれば、別れも増える。

当たり前のことです。

でも、今日この物語を書きながら、ふと思いました。

会わなくなった人が、自分の人生から消えたわけではない。

むしろ、会わなくなってから気づくこともある。

今日は、そんな話です。

だいふくーの旅は、別れの連続でもある。

「もっちもちMochies」は、日本中のお餅に出会う物語です。

だいふくーは、旅の途中でたくさんの仲間に出会いました。

ずんだー。

あべたん。

みたらん三兄弟。

かしわん。

いそベー。

くずもー。

さくらん。

あんころん。

そして各地で出会った、個性豊かなお餅たち。

最初は、白くて丸いだいふくーがひとり。

それが今では、たくさんの仲間ができました。

でも、みんながずっと一緒に旅をしているわけではありません。

それぞれに生まれた町があります。

暮らしている場所があります。

だいふくーは、また次の町へ向かわなければなりません。

出会って、仲良くなって、別れる。

考えてみると、Mochiesは出会いの物語であると同時に、別れの物語でもあるんですね。

子どもの頃、別れは分かりやすかった。

卒業式。

転校。

引っ越し。

子どもの頃の別れには、分かりやすい区切りがありました。

「今日で最後。」

そう言われるから、寂しくなる。

写真を撮る。

手紙を書く。

「また会おうね。」

と約束する。

でも、大人になると少し違います。

最後だと思っていなかった日が、最後になることがあります。

いつものように仕事を終えて、

「じゃあ、また。」

と言って別れた人。

その後、転勤したり、退職したり、生活が変わったり。

気づけば何年も会っていない。

別れの挨拶さえしていない人もいます。

人生には、最後だと知らなかった最後がある。

年齢を重ねるほど、そんなことを感じるようになりました。

33年間の会社員生活で出会った人たち。

33年間、会社員として働いてきました。

いろいろな土地で、いろいろな人と出会いました。

一緒に仕事をした人。

助けてもらった人。

意見が合わなかった人。

何度も話し合った人。

仕事が終わって、一緒に食事をした人。

その時は、毎日のように顔を合わせていました。

でも、会社を辞めると生活は大きく変わります。

昨日まで当たり前だった関係が、当たり前ではなくなる。

毎朝顔を合わせることもない。

同じ会議に出ることもない。

仕事帰りに声をかけることもない。

最初は、少し不思議な感覚でした。

ところが、時間が経つと別のことに気づきます。

一緒に働いた人たちとの時間は、なくなったわけではない。

ふとした瞬間に、誰かの顔が浮かぶ。

「あの人なら、こう言うだろうな。」

「あの時、こんなことがあったな。」

そんな記憶が、突然よみがえる。

会っていなくても、その人から教わったことは今も残っているんです。

人との関係は、会った回数だけでは決まらない。

毎日会っていても、あまり記憶に残らない人がいます。

逆に、たった一度しか会っていないのに、忘れられない人もいます。

不思議ですよね。

長く一緒にいたから大切。

短い付き合いだから、それほどでもない。

そんな単純なものではありません。

ほんの一言が、何十年も残ることがあります。

何気ない親切を、ずっと覚えていることがあります。

その人は、もう忘れているかもしれません。

でも、こちらは覚えている。

人とのつながりは、時間の長さだけでは測れない。

これはMochiesの物語にも通じると思います。

だいふくーが一つの町に滞在する時間は、それほど長くありません。

でも、そこで出会った仲間との時間が、だいふくーの中に残っていく。

それでいいんですよね。

「また会おう」は、必ずしも約束ではない。

若い頃は、

「また会おう。」

と言えば、本当にまた会えるような気がしていました。

でも、58歳になると少し考え方が変わります。

お互いに仕事がある。

家庭がある。

住んでいる場所も違う。

それぞれの事情がある。

会いたいと思っていても、なかなか会えないことがあります。

そして、人生には予想できないことも起こります。

だから最近は、

「また会おう。」

という言葉を、単なる次回の約束ではなく、

「あなたとの時間を大切に思っています。」

という気持ちとして受け取ることがあります。

次にいつ会えるか分からない。

でも、また会いたいと思っている。

それだけでも、十分に温かい言葉です。

会わなくなったから、関係が終わるわけではない。

これは、今日一番書きたかったことかもしれません。

人との関係には、いろいろな形があります。

毎日会う人。

年に一度会う人。

何年も会っていない人。

もう会うことができない人。

距離も時間も、それぞれ違います。

でも、心の中での距離まで同じとは限りません。

何年も会っていない友人のことを、ふと思い出す。

昔一緒に働いた人の言葉を、今でも仕事の中で使っている。

子どもの頃に出会った人との思い出が、突然懐かしくなる。

その瞬間、その人は自分の人生の中にちゃんといる。

会えないことと、忘れることは違う。

そう思います。

MINIBAKKAを始めて、昔の出会いが違って見える。

会社を辞めて、MINIBAKKAを始めました。

今は、自分で考えて、自分で決めて、自分で動く毎日です。

商品を作る。

発信する。

新しい人と出会う。

そして、以前の仕事で身につけたことを使う。

そんな時、昔出会った人たちのことを思い出すことがあります。

仕事の進め方を教えてくれた人。

考え方に影響を与えてくれた人。

自分とは違う視点を持っていた人。

その人たちと毎日会うことは、もうありません。

でも、今の自分の中には、確かにその人たちとの時間が残っています。

人は、ひとりで今の自分になったわけではない。

たくさんの出会いの中で、少しずつ形づくられてきた。

そう考えると、今までの人生も悪くないなと思えます。

だいふくーの小さな鞄。

物語の中で、だいふくーは小さな鞄を持って旅をしています。

あの鞄には、何が入っているんでしょう。

お餅だから、そんなに荷物はいらないかもしれません(笑)。

でも僕は、あの鞄の中には目に見えないものが入っているような気がしています。

ずんだーと笑った時間。

かしわんと見上げた空。

いそベーと交わした言葉。

さくらんと歩いた道。

へんばーに見送られた時の気持ち。

そんな思い出です。

もちろん、実際に鞄を開けても出てきません。

でも、だいふくーの旅には、ちゃんと残っている。

旅を続けるほど、思い出は増えていく。

荷物は軽いのに、心の中は少しずつ豊かになっていく。

そんな旅であってほしいと思います。

別れがあるから、出会いが大切になる。

もし、出会った人と永遠に一緒にいられるなら。

もしかしたら、一緒にいる時間の大切さに気づかないかもしれません。

また明日会える。

来週も会える。

来年も会える。

そう思っていると、つい後回しにしてしまうことがあります。

でも、いつか別れる日が来ると分かっていたら。

今日の会話を、もう少し大切にするかもしれません。

一緒に食べるご飯を、もう少し味わうかもしれません。

帰り際に、もう一度振り返るかもしれません。

だから別れは、寂しいだけのものではないと思います。

今、一緒にいられる時間の価値を教えてくれるものでもある。

Mochiesでは、そんな気持ちも描いていきたい。

58歳。これからの出会いも、まだある。

昔の人とのつながりを大切にすること。

それは、過去ばかり振り返るという意味ではありません。

これからも、新しい出会いがあります。

MINIBAKKAを通じて出会うMINI乗りの人たち。

Mochiesを見つけてくれる人たち。

ブログを読んでくれる人たち。

物語を通じて知り合う人たち。

58歳からでも、人とのつながりは増やしていける。

むしろ、今までとは違う世界に足を踏み入れたからこそ、出会える人もいるはずです。

そして、その人たちとも、いつか別れる日が来るかもしれない。

でも、それを恐れて出会わないのは、もったいない。

別れがあるからこそ、出会う価値がある。

僕はそう思います。

だから、会いたい人には会っておこう。

今日のブログを書きながら、少し考えました。

長い間会っていない人。

元気にしているかな、と思う人。

昔お世話になった人。

いつか会おうと言いながら、何年も経っている人。

そんな人が、誰にでもいるんじゃないでしょうか。

もし思い浮かんだら、連絡してみるのもいいかもしれません。

「久しぶり。元気?」

それだけでいい。

必ず会わなければいけないわけではありません。

返事がなくても、相手には相手の生活があります。

でも、ふと思い出した気持ちを大切にする。

それだけでも、人生は少し温かくなる気がします。

だいふくー、また会えるといいね。

旅立つだいふくー。

見送る仲間。

「また会えるかな?」

「きっとね。」

この「きっとね。」には、確かな約束はありません。

でも、希望があります。

また会えたら嬉しい。

会えなくても、一緒に過ごした時間は消えない。

それでいい。

だいふくーは、また次の町へ向かいます。

新しい出会いが待っています。

そして、いつか旅の途中で、昔の仲間を思い出す日が来るでしょう。

「あの子、元気かな。」

そう思った時、遠く離れた町でも、同じ空を見上げているかもしれません。

会わなくなった人が、人生から消えたわけじゃない。

出会った人たちとの時間は、今の自分の中に残っている。

だから、別れを寂しがるだけでなく、出会えたことを大切にしたい。

だいふくー。

今日もまた、心にお土産が一つ増えたね。

明日は、どんな出会いが待っているんだろう。

今日も、もちもち。🍡

なんでもない日が、いちばんいい。

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