― 出雲、コナン、そして砂丘。3日間で持ち帰ったもの ―
鳥取・島根、2泊3日の旅。
今日が最終日でした。
最後に向かったのは、
鳥取砂丘。
何度写真で見ても、実際に目の前にするとスケールが違います。
どこまで続いているんだろうと思うほど広がる砂。
その向こうには海。
そして目の前には、
「これ、登るの?」
と思わず言いたくなるような砂の斜面(笑)。
でも、ここまで来たら登るしかない。
一歩。
また一歩。
砂に足を取られながら、上を目指しました。
砂の坂は、見た目以上だった。
普通の坂道を歩くのとは全然違います。
一歩踏み出す。
足が沈む。
また一歩。
また沈む。
なかなか前へ進まない。
「まだあるなあ……」
途中で上を見ると、そう思う。
それでも少しずつ登っていく。
そして、ようやく上へ。
振り返った瞬間、
登ってよかった。
素直にそう思いました。
下から見ていた景色とは、まるで違う。
広大な砂丘。
空。
海。
風。
自分の足で登ったからこそ見える景色が、そこにありました。
そして僕は、また仕事のことを考えてしまう(笑)。
MINIBAKKAも創作も、
これと似ているのかもしれない。
始めたときは、ゴールなんてほとんど見えない。
一歩進んだと思ったら、また戻される。
時間をかけても、思ったほど進んでいないこともある。
それでも、
一歩ずつ進むしかない。
気づけば昨日までとは違う景色が見えている。
鳥取砂丘を登りながら、そんなことを思いました。
そして「VIVANT」。
砂丘では、『VIVANT』のモニュメントでも撮影。
ドラマを知っていると、これもやっぱり楽しい。
昨日は『名探偵コナン』。
今日は『VIVANT』。
今回の旅では、作品と場所が結びつく面白さを何度も感じました。
作品を見た人が、
「ここへ行ってみたい」
と思う。
そして実際にその場所へ行くと、今度は作品の見え方まで変わる。
昨日、青山剛昌先生のふるさと北栄町を歩いたときにも感じましたが、
物語には、人を動かす力がある。
家で作品を楽しんでいた人が、
電車に乗る。
クルマに乗る。
飛行機に乗る。
そして、その土地へやってくる。
考えてみれば、ものすごいことです。
今、自分も物語やキャラクターを作っているからこそ、以前とは違う目でこういう場所を見るようになりました。
最後までコナン。
そして旅の締めくくりは、
鳥取砂丘コナン空港。
空港までしっかりコナン(笑)。
昨日一日、北栄町でコナンの世界を満喫したばかりなのに、最後の最後まで楽しませてもらいました。
でも、ここでも感じたのは、
やっぱり世界観を徹底する強さです。
「ここにもある!」
「次は何がある?」
そう思わせてくれる。
キャラクターを一つ置けば終わりではない。
町から施設へ。
施設から空港へ。
点ではなく、線になっている。
そして線が広がって、ひとつの世界になる。
昨日のブログにも書きましたが、これはMochiesを育てていくうえでも、とても大きなヒントになりました。
3日間を振り返ってみる。
今回の鳥取・島根の旅。
本当に楽しかった。
でも、ただ「楽しかった」で終わらない旅になりました。
初日は、初めての出雲大社。
そこで考えたのは、
「縁」。
人との縁。
家族との縁。
MINIとの縁。
仕事との縁。
今の自分は、いろいろな出会いがつながってできているんだと、改めて感じました。
2日目は、
青山剛昌ふるさと館とコナンロード。
そこで感じたのは、
「創作する力」。
一人の人が生み出したキャラクターと物語が世界へ広がり、何十年も愛され、やがて故郷の町へ世界中から人を呼ぶ。
創作に関わり始めた今だからこそ、そのすごさを強く感じました。
そして最終日は、
鳥取砂丘。
今日感じたのは、
「一歩ずつ進むこと」。
砂に足を取られても、
前へ。
また前へ。
頂上だけを見ていると遠く感じる。
でも目の前の一歩を繰り返せば、いつか景色は変わる。
偶然かもしれません。
でも、この3日間で僕が受け取ったものを並べてみると、
今の自分に必要なものばかりでした。
縁。
創作。
一歩ずつ進むこと。
なんだか、この旅に来るべくして来たような気さえします。
そして、家に帰ったらまた作ろう。
旅に出る前、
『もっちもちMochies』の第12話を書きました。
舞台は出雲。
タイトルは、
「だいふくー、神さまの集まる町へ」
物語の中のだいふくーを先に出雲へ向かわせてから、自分自身も初めて出雲大社を参拝しました。
そして今回の旅で、実際の土地を見た。
食べ物を見た。
町を歩いた。
空気を感じた。
さらに北栄町で、キャラクターが町とつながる可能性を見た。
鳥取砂丘では、圧倒的な景色に出会った。
これだけ材料をもらったら、
帰ってから作らないわけにはいきません(笑)。
Mochies。
『永遠に、僕らは同じ空を見ていた』。
そしてMINIBAKKA。
今回見たものが、そのまま作品になるわけではありません。
でも、自分の中に一度入った景色や感情は、きっとどこかで出てくる。
旅は、創作の種を増やしてくれる。
今回、それを強く感じました。
楽しかった。それが一番。
いろいろ難しいことも書きましたが、
結局これに尽きます。
楽しい旅でした。
出雲大社を歩いた。
コナンの世界を一日中楽しんだ。
鳥取砂丘を登った。
VIVANTのモニュメントで写真を撮った。
鳥取砂丘コナン空港まで満喫した。
よく歩きました(笑)。
よく見ました。
そして、たくさん刺激をもらいました。
旅に出る前の自分と、
帰ってきた自分。
見た目は何も変わらない。
でも頭の中には、
3日前にはなかった景色がたくさん入っています。
それで十分。
いや、
それこそが旅なのかもしれません。
出雲で「縁」を感じ、
北栄町で「創作」の力を知り、
鳥取砂丘で「一歩ずつ進む」ことを思い出した。
2泊3日。
短い旅だったけれど、
たくさんのものを持って帰ります。
さあ、明日からまた日常へ。
そして、
また作ろう。
また書こう。
また一歩、前へ進もう。
砂丘のてっぺんから見た景色を忘れずに。
楽しい鳥取・島根の旅でした。
また来ます。
MINIBAKKA