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全員を売ろうとするのを、やめる

― もっちもちMochies、最初の勝負は「だいふくー」 ―

ここ数日、

『もっちもちMochies』のことばかり考えています。

どう育てるのか。

どう知ってもらうのか。

TikTokはどうする。

Instagramはどうする。

Xはどうする。

LINEスタンプは。

物語は。

47都道府県は。

海外は。

考えれば考えるほど、

やりたいことが増えていきます。

でも今日、

逆のことを考えました。

「全部やろうとするから、伝わらないんじゃないか」

と。

Mochiesには、すでにたくさんのキャラクターがいます。

どの子にも思い入れがあります。

だから作った側としては、

「この子も見てほしい」

「あの子も紹介したい」

となる。

でも、初めてMochiesを見る人からしたらどうでしょう。

名前も知らないキャラクターが、

一度に10人、20人と出てきても、

たぶん覚えられない。

だったら。

最初は一人でいい。

いや、

一人に絞った方がいい。

今日、そう決めました。

最初は、だいふくー。

Mochiesの主人公、

だいふくー。

白くて丸い。

手足もない。

派手な飾りもない。

ものすごくシンプルです。

でも僕は、

そこがいいと思っています。

何にでもなれる。

どこへでも行ける。

そして何より、

旅をする主人公です。

Mochiesを知らない人に、

最初から世界観を全部説明する必要はない。

まず、

「この子、なんか気になる」

それだけでいい。

名前を知ってもらう。

「だいふくー」

と覚えてもらう。

最初の目標は、そこです。

キャラクターは「名前を呼ばれて」初めて強くなる。

先日の鳥取旅行。

北栄町でコナンの世界を一日中歩きました。

あの町では、

キャラクターを見た瞬間に名前が出てくる。

「あ、コナンだ」

「あ、蘭だ」

「あ、安室さんだ」

これって、考えてみるとすごいことです。

絵を見て、

名前が出てくる。

つまり、

キャラクターが一人の存在になっている。

Mochiesも、まずそこを目指したい。

「白いおもちのキャラクター」

ではなく、

「あ、だいふくーだ」

と言ってもらう。

商品を売るのは、そのあとでも遅くない。

だから最初の動画も、シンプルにする。

今まで僕は、

プロモーション動画を作るなら、

格好よくしなければ。

いろいろ動かさなければ。

たくさん見せなければ。

そう考えていました。

でもMochiesは、

むしろ逆でもいいのかもしれません。

画面に、

ぽん。

だいふくーがいる。

そして一言。

「ぼく、だいふくー。」

次の動画。

「旅に出ます。」

次。

知らない町にいる。

次。

知らないおもちを見つける。

「……だれ?」

それくらいでもいい。

一つの動画で全部説明しない。

10秒、15秒で、

一つだけ伝える。

そうすれば、

続きが作れる。

そして、

見ている人にも続きを想像してもらえる。

「宣伝」ではなく「連載」にする。

これも今日、かなり大事だと思ったことです。

MochiesのSNSを、

広告の置き場所にしたくない。

「新発売!」

「販売中!」

「買ってください!」

ばかりになったら、

僕自身だって毎日は見ないと思います(笑)。

それより、

今日はだいふくーが出発した。

明日は道に迷った。

次の日、変なもちに出会った。

そして週末、

そのキャラクターのLINEスタンプが登場する。

つまり、

プロモーションそのものを物語にしてしまう。

広告を見るのではなく、

「今日のだいふくー」を見に来てもらう。

これができたら強い。

毎日少しずつ、好きになってもらう。

キャラクターって、

一度見ただけで大好きになる場合もあります。

でも多くの場合は、

何度も見ているうちに、

だんだん気になる存在になっていくんじゃないでしょうか。

最初は、

「何、この白いの」

だったのが、

何日かすると、

「あ、またいる」

になる。

そして、

「今日は何してる?」

になる。

最後には、

「今日、だいふくー出てないやん」

となったら最高です(笑)。

そこまでいけば、

もうキャラクターは「商品」ではなく、

その人の日常の一部になり始めている。

商品は、物語の中から生まれる。

だから商品化も、

少し考え方を変えます。

最初から、

「このキャラクターでTシャツを作ろう」

ではない。

物語の中で人気が出た。

コメントが多かった。

保存された。

「この子好き」

という声が増えた。

だったら、

その子を商品にする。

ファンの反応を見ながら商品を作る。

これなら、

作ったけれど誰にも知られていない商品を大量に増やすことも減らせる。

MINIBAKKAの商品展開にも、

この考え方は使えると思っています。

47都道府県も、一気にやらない。

全国ご当地もち。

これは、これからもMochiesの大きな柱にします。

でも、

47都道府県のキャラクターを急いで全部作る必要はない。

一県ずつでいい。

だいふくーが旅をする。

その土地を知る。

ご当地のおもちに出会う。

一つ物語を書く。

一人キャラクターが生まれる。

そして、

次の県へ。

日本地図を埋めることが目的ではない。

一つひとつの出会いを、

ちゃんと物語にする。

その方が、

何年経っても残ると思っています。

海外も「DAIFUKU」から。

海外展開も同じです。

いきなり、

「日本には47種類のMochiesがあります!」

ではない。

まず一人。

DAIFUKU。

日本のおもちから生まれたキャラクター。

日本を旅している。

これなら説明しやすい。

そして彼の旅を追っていくと、

自然に日本各地の食文化へ出会う。

Mochiesを、

日本文化の小さな案内役にする。

これは時間をかけて育てたいと思っています。

そして、数字を見る。

ここは夢だけでは終わらせません。

これから実際にSNSで発信を始めたら、

ちゃんと数字を見ます。

再生されたか。

途中で離脱されていないか。

保存されたか。

コメントされたか。

フォローにつながったか。

どのキャラクターに反応があったか。

「かわいいと思う」ではなく、実際にどう反応されたか。

そこから次を決める。

反応が悪ければ、

変える。

また試す。

それを繰り返す。

キャラクターを育てることと、

事業として育てること。

両方をやってみたいと思っています。

そして今日、スタート地点が見えた。

ここ数日、

ずいぶん遠くまで考えました。

47都道府県。

海外。

絵本。

グッズ。

動画。

いつかはイベントも。

夢はいくらでも広がります。

でも、

結局スタート地点へ戻ってきました。

最初にやることは、

ものすごくシンプルです。

一人のキャラクターを、
一人の人に知ってもらう。

そのキャラクターは、

だいふくー。

そして次の日、

また一人に知ってもらう。

その積み重ね。

もっちもちMochies、いよいよ実行へ。

考える時間は必要でした。

遠回りしたように見えて、

僕には必要な時間だったと思います。

何を作るのか。

なぜ作るのか。

誰に届けるのか。

そして、

どうやって届けるのか。

ようやく一本につながってきました。

だから、ここからは、

考えるだけではなく、やってみます。

最初から完璧な動画なんて作れない。

最初からバズるとも思っていない。

でも、

一本目を出さなければ、

二本目はありません。

だいふくーを出す。

反応を見る。

改善する。

また出す。

そして物語を続ける。

それでいい。

大きな夢のスタートは、

意外なくらい小さな一歩です。

まず、「だいふくー」を知ってもらおう。

47都道府県も、

海外も、

その先にある。

もっちもちMochies。

いよいよ、

画面の中から外の世界へ。

だいふくーの、

もう一つの旅を始めます。

「ぼく、だいふくー。」

最初は、

その一言から。

もっちもちMochies
Produced by MINIBAKKA